コストとリスクとリターンを考えよう

昔の友人が話してくれた話だ。
何か大きな事柄をやるなら
かかるコストとリスクと
リターンを計算しろと。

 

適当に例を挙げて
ザックリ計算してみよう。

例えば、独占資格の取得
公認会計士や税理士、司法書士等)
をしたいとする。

 

そうした場合、かかる
コストは数千時間だ。
一日に長時間勉強しても
2~3年はかかるだろう。
また、更にコストとして
予備校代が数十万かかる。

更にリスクである。
例えば、ネット上を見ていると
資格浪人しているのです。
みたいな人を沢山見かける。

 

資格浪人と言うのは言ってしまえば、
大半が高卒や大卒の既卒者枠であり、
この資格浪人に挑戦した時点で
新卒カードが使用不能になる。

 

つまり、正規雇用で雇われる
可能性は試験に受からない限り
限りなく低くなる。

 

そして、リターンである。
資格予備校は勿論大きな声で
「~の資格を取れば年収1000万!」
と謳う。

 

だが、実際の所、有資格者になっても
それを活かせるコネクションが無いと
厳しいらしい。そもそも仕事が無いとの事。


例えば、公認会計士試験に受かっても、
大学在学中に試験に合格した若手がいたら、
大手の監査法人は若手の方を優遇するだろう。
安く使えて、年功序列の色が僅かに残っている
日本では当然の事である。

 

その他にも、税理士や司法書士行政書士等は
人と人とのコネクションで仕事をやっている
部分がとても強いので、受かってもいきなり
マネタイズできるかと言ったら難しいと思う。

 

ネガティブな意見になってしまったが、
ではどうすれば良いのだろうか?

 

1.大学在学中に資格試験を取る


当たり前の事だが、
有資格者のカードと+新卒切符で
とても有利に運ぶ。
僕は先輩に会計士がいるが、
そのカードで大手の監査法人に入っていた。

 

2.実はコネクションがある


何らかのコネでこういった独立業務の
業界にコネクションがあるなら修行させて
もらえるかもしれない。

僕は一時期、街の不動産屋を手伝っていた
時期があるのだが、司法書士等はやはり、
知人同士のネットワークで固く結びついている
印象があった。

 

3.そもそも選択肢に入れない


あなたの目標は目的に対して
沿っているだろうか?
例えば「金持ちになりたい」とか
「権威のあるものにしがみつきたい」
という気持ちで勉強しているのならば
サッサと撤退した方が良い。

時間は有限である。
そもそも資格の一発逆転成功談と言うのは、
後続の人間を生徒として引っ張るための
予備校側の論理である。

 

4.でも、やるんや!って人

 

僕がこうやって、資格浪人は辛いし、
ハイリスクな割に受かってやっと
ミドルリターン。落ちたら時間の面で
超大赤字と言っても挑戦するあなた。


立派です。どうしてもやりたいのなら、
このブログを読んでいるような時間で
勉強をした方が良いよ。

 

資格の合格がどうしてもしたいのなら
数千時間を投資しなくてはいけない。
だったら先にその時間を確保する方法を
考えて時間割でも作って頑張ろう。
パソコンは破壊するくらいが丁度良い。

 

 

僕自身、一般よりはグチャグチャな人生を
歩んでいる。だけど、ブラックな世界に
染まっているわけでも無い。ただ知識として
色々な事を身につけているだけだ。

「お前に何がわかるねん!」と
突っ込みたいかもしれないけど、
体調不良、多浪、友達ほぼ0期間、
大学中退、フリーター、資格試験挫折、
などを経験した結果、僅かな希望を頼りに
生きている僕。

 

最近は好きな事を少しずつ生活に
贅沢な形で取り入れているのだけれども
非常に毎日が楽しい。
過去に切羽詰って、自分を追い込み続けて、
何か無駄な時間を使ってしまったなと思う。

 

余生はゆっくり暮らしたい。